中田敦彦のYouTube大学より「GIVE & TAKE 『与える人』こそ成功する時代」

2020年4月30日木曜日

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書籍「GIVE & TAKE 『与える人』こそ成功する時代」



組織心理学者の、アダム・グラント氏は世の中には3つのタイプの人間がいると説きます。

「ギバー(GIVER)、テイカー(TAKER)、マッチャ―(MATCHER)」

そのうち一番成功の可能性が高いのがギバーであり、一方で失敗してしまう可能性が最も高いのも同じくギバーであるといいます。


【人間の思考と行動は三類型に分けられる】
「ギバー(GIVER):惜しみなく人に与える人」
「テイカー(TAKER):真っ先に自分の利益を優先させる人」
「マッチャ―(MATCHER):損得のバランスを考える」

・一番失敗する可能性が高いのがギバーであり、一番成功可能性が高いのもギバーである。
(成功可能性が高い理由)
⑴この時代、ますます多くの人たちが、ギバーとして人間関係や評判を築いたサービス提供者を重視知るようになったから
→極端ですが「金儲けのために医者をやっている人」よりも「心底患者さんを助けたいという想いで医者をやっている人」だと後者が選ばれるのと同じ意味合い
⑵価値を交換するのではなく、価値を「増やす」ことを目指しているから
→自己犠牲をして、自身のコミュニティにGIVEしつづけていると、ほかのメンバーもやがて同じことをし始めて結果として自分に返ってきて、価値が増大する
⑶みんながあまりやりたがらないことを自己犠牲して率先して行い、信頼を集められるから
⑷ギバーとして信用を得ると、何か大胆で挑戦的なアイディアを出しても、周りに特別に認められることが多いから
→「○○さんが言うなら協力するよ!」のフォロワーが気づいたら増えていて、アイディアが実現する可能性が高まる
(失敗してしまう理由)
⑴テイカーに良いように使われてしまい、挙句騙されてしまう可能性があるから。
(例)大学のテストの際に友達にレジュメを貸しすぎていたら返却されず、結局勉強できないまま試験を望んでしまう。
※個人情報窃盗もギバーはテイカーの2倍被害を受けたというデータもある
⑵自己犠牲が度を過ぎて、燃え尽き症候群に陥ってしまう可能性があるから。「私って本当に役立っているのかな?」という状態になってしまう。


・ギバーが失敗しないためには
→そもそもギバーが失敗してしまう(燃え尽きてしまう)のには、「自己犠牲をするもののGIVEしたことによって本当に助けることができたのかがわからないこと」が発生してしまったり、「与えすぎてしまったことよりも、与えたことでもたらされた影響を前向きに認めてもらえないこと」が原因である。(これを自己犠牲のギバーとも呼ぶ)
そのため、
⑴与えた(GIVE)結果をその目で確認でき、そこから元気をもらえるような仕組みを得ること
⑵こまめにGIVEするのではなく、まとめてGIVEできるようになること
→こまめなGIVEだと、親切な行いが持つパワーや特徴が減少するためか、もしくは習慣的な振る舞いと見分けがつかなくなってしまうため。
⑶テイカーを見分けがついたら、自身をマッチャ―に変化するように努めること

・テイカーの見分け方(※もちろん一概には言えませんが。)
⑴話をしている時に主語が「私たち」ではなく「私」を使う頻度が多い
⑵Facebookのプロフィール画像が「ナルシスティック」で「実物以上によく見える写真」を設定している
⑶Facebookのフレンドがやたらと多い



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