米政府は同盟国や友好国に対し、5G通信網に使用された中国製機器から情報が漏洩(ろうえい)する恐れがあるとして、華為などの製品を排除するよう要求している。ただ、欧州を中心に、完全排除に同調しない国もある。
そんななかでの今回のFCCの措置は、議会と足並みをそろえつつ、次世代産業の競争力を左右する5G通信網で「安全保障にもたらす脅威を傍観しない」(パイFCC委員長)との断固としたメッセージを内外に発信した形だ。
もっとも、世界の5G機器(ハードウエア)市場ではファーウェイが優勢だ。スマートフォンなどの端末とのデータ送受信を担う「RAN」と呼ばれる中核機器で、同社の世界シェアは31%と首位(2018年第1四半期)。後続はエリクソン(29%)やノキア(23%)の北欧勢で、米国メーカーは存在感が薄い。
今後の経済成長の柱でもある。
【 スペシャルリンク 】
0 件のコメント:
コメントを投稿