40代 男性 会社員 Kさんのケース
“会社の合併で燃え尽きた、仕事一筋のサラリーマン”
Kさんは北陸地方の中堅メーカーに勤めるサラリーマン。営業一筋で20年近く、北陸の地で勤務を続けてきました。責任感が強く、典型的な会社人間だったKさんは同僚より一足先に支店長に昇進するなど、順風満帆な人生を送っていたのです。
転機が訪れたのは、突然外資系企業との合併話が舞い込んだときでした。合併後の本社はこれまでの北陸地方から関西地方へ。Kさんは営業職から合併後の本社配属となり、多くの同僚と同じように単身赴任を余儀なくされる羽目に。
合併によるぎくしゃくした人間関係の中、管理部門の一員としてこれまで経験したことのない業務に失敗を重ね、だれにも相談できないまま深夜残業を続ける日々。おまけに英語がまったくできないKさんが、今まで経験したことのない英語での資料作成や会議でのプレゼンなどをこなすには、いくら時間があっても足らないような状況に追い詰められてしまったのでした。
体力は限界。しかし布団に入って寝ようとしても強い動悸や冷や汗、夜中に数回起こる尿意などでほとんど眠れず、ある朝から突然、無断欠勤を重ねるように。
心配した会社側から産業医との面談を勧められ、産業医のアドバイスでしばらくの休職と同時に心療内科への通院がスタート。心配した家族も定期的に関西の単身赴任宅を訪れるようになりました。
会社側とは休職中も定期的に話し合いを行い、その結果、勤務地は関西と変わらないものの、本社の管理部門から営業職への配置転換が認められ、心身ともに燃え尽きていたKさんの胸の内に「また、お客さんの顔が見たい」「商品を売ってみたい」という思いがじわじわとわきあがってきているそうです。
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